糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病の2つのタイプがあります。

1型糖尿病は膵臓の障害によりインスリンが出ないため、細胞が糖を取り込めません。

2型糖尿病は肥満などによってインスリンの働きが鈍くなり、細胞が糖を十分に取り込めなくなる病気です。

現在、増加しているのは主に2型糖尿病です。

糖尿病はサイレントキラーとも呼ばれ痛みや不快感などは伴いませんが、血糖値が高いままでいると大血管障害や微小血管障害が起こります。

これにより脳卒中や心筋梗塞、眼の網膜症などの合併症が発生する可能性があります。

また、糖尿病の方は免疫力が低下し感染症にかかりやすくなる傾向もあります。

糖尿病のリスクや合併症について詳しく知り、対策していくことがとても大切です。

糖尿病の治療は食事の改善、運動、薬物による血糖値コントロールが基本です。

しかし、私たちは軽度高気圧酸素（1.2～1.4気圧の酸素カプセル）が血糖値を下げ、合併症を予防できる可能性について研究を行っています。

京都大学の石原教授との共同研究では、ラットを用いた実験で酸素カプセルに入ったグループと入っていないグループを比較しました。

酸素カプセルに入っていないラットは体重増加と血糖値上昇により糖尿病を発症しましたが、酸素カプセルに入ったラットは血糖値の上昇を抑えることができました。

これは筋肉の代謝活性化によるものであり、酸素カプセルは細胞の状態を改善し、合併症の予防にも貢献する事が研究でわかりました。

特に血管の病変である毛細血管のゴースト化を予防する効果も示されました。

酸素カプセルは糖尿病治療の新たな選択肢となり得ることを体験してみませんか。

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